関西で猫と暮らす夫婦の日常

日々自分が体験してきた出来事の備忘録です。

私のバレンタイン体験談

 

今回は今週のお題「バレンタインデー」私のバレンタインの体験談についてです

私が実家にいた頃は母が行事が好きではなく、一般的家族行事、イベントはほぼありませんでした。
もちろんバレンタインデーもやらない家庭だったので、手作りの物をあげる習慣がありませんでした。

 

 

 

小学生の頃

女子数人で男子にチョコをあげようという事になり、近所の駄菓子屋で買った、チョコをあげました。
たしか丸いチョコで、包み紙にサッカー、バスケ、野球のボールの絵が書いてあるチョコでした。
私は兄弟が多く、おこずかいが少なかったので、1個10円のそのチョコを3個入れて、2人にくばり、本命の子には5個入れて全部で3人の男子にあげました。

友達は20〜30個位入れていて、本命はたしかもっといいチョコだったような気がします。
私は少ないチョコにちょっと恥ずかしさを感じながら友達と一緒にチョコを渡しました。

そしてホワイトデーの日。女子は沸き立っていました。
本命の子には良いチョコあげてるからきっといいお返しがくるよとか言いながら盛り上がっていたのを聞いていました。
私は1人数十円のチョコなので何も期待していませんでした。

そしてもらったお返しはというと…3人の男子からそれぞれ飴一袋のお返しでした。
明らかにデパートやスーパーのホワイトデーコーナーに置いてある、プレゼント用に梱包されている飴でした。
結果、女子達の手元には平等に飴が3袋。

もらったものを見せ合いながら。何でみんな同じなの?っとかなり文句をいっていました。私は何も言えず会話をきいていました。

家に帰ってもらった飴を眺めて、子供ながらに得したなと思いました。
綺麗な瓶の中に色んな色のセロファンで包まれた飴がとても綺麗だったのが特に印象に残ってます。

今思うと、女子は見せ合いをしますが、男子はチョコの見せ合いをするような子達ではなかった気がします。
なので本命チョコかどうかなんてわからず、男子のお母さん達がみんなに同じものを買ってきたのでは?と推測できるのですが、あの頃は考えもつきませんでしたね。
本命だって伝えるなら数を増やすとかちょっと良いチョコいれるとかの小細工なんかせずに手紙を添えるべきでした。

次の日一緒にチョコをあげた女子に、「何であんなチョコをあげた、あなたと同じお返しなの…」といわれました。その場は笑ってごまかしましたが、心に何かが刺さりました。
私はこの一件以降、女子と一緒にチョコをあげるのをやめようと思ったのでした。

 

中学生の頃

小学校ではいい思い出がなかったので、特に男子にあげようとは思わず、ただ過ぎていくバレンタインでした。
そんな時、父が突然100円を渡し、「おい!チョコ買ってこい!」と買いに行かされた思い出があります。
めんどくさいので、すぐ近くの駄菓子屋で買ってきて、何もラッピングせずそのまま渡しました。
すると父はチョコを食べながら「お前はこんなのでいいのか!もういい!!」と怒りだしました。
甘いものが好きじゃなかった父が何でチョコを買いに行かせたのか。その時初めて考えました。
家族にチョコをあげる概念がなかった私はすごく驚きました。
そういえば父にチョコあげた事なかった…

その後も怒られた苦い思い出が邪魔をして父にチョコをあげる事はありませんでした。
私が20代前半の時に父は病気で亡くなったので、今となっては怒った理由を聞く事は出来ませんが、きっともっと女らしくなりなさいと伝えたかったのかなと勝手に思い出を美化して感謝しています。

 

高校生の頃

友達からバレンタインデーには手作りのチョコをあげるものだと吹き込まれ、彼氏に初めてブラウニーを作りました。
100円ショップで買ったお菓子の本に載っていたのがきっかけでした。
当時実家には父がどこからか貰ってきた、業務用の大型オーブンがありましたが、母の許可がないと使えませんでした。
どうしてもバレンタインに渡したかった私は、母がいない時にこっそり作りました。
なぜこっそりかというと、家事をしている時にそのオーブンを使うとブレーカーが落ちる上にかなり電気代が高かったらしいです。

初めてにしては、それなりの物が出来て彼は喜んでくれました。
だがしかし、オーブンを勝手に作ったのが母にバレて、オーブン使用禁止令がでたのでした。

 

夫にあげたバレンタイン

夫にはお付き合いの関係の時期から手作りは色々作りましたが、だんだんマンネリ化しちゃうんですよね。
せっかくのイベントなので驚かせたかった事もあり、500個のチロルチョコをラッピングした箱に入れて渡しました。
夫はそりゃもう、すごく喜んでくれて私も満足でしたが、夫はその500個のチョコを1週間くらいですべて平らげてしまい、母からは「お前は夫を殺す気か」と怒られました。
夫は甘いものが大好きなのでほっておくと好きなだけ食べてしまいます。
これを教訓に私が夫にあげるバレンタインは変化して行きました。

 

ここ数年の私のバレンタイン

一緒にいる年数が増えるとあげたチョコはどんなものをあげたか、私はすぐ忘れます。
夫に確認してもうろ覚え…
特に手作りのものだと食べてしまうと残らないので何か寂しい…
さらにチョコをあげすぎると健康的な被害がでそう…
という事で、最近は形に残る物をあげる事にしました。

 

2016年 GODIVA

有名メーカーのチョコがどんな物なのか試して見たくて購入しました。
ケースがとても可愛くてネコの小物も付いていて、2016と分かりやすく書いてあるのでこれなら忘れない!っと思ったのですが、かなり女子向けの見た目です。
2人で開けるとハートのチョコが割れてました(泣
せっかくだし交換しようか悩んで、私が一人でしゃべっているうちに、夫は気にせず、食べてしまいました。
夫は有名なチョコを食べて見たかったらしく満足したようですが、ケースは可愛すぎるから夫が持ってても仕方ないよねと私がもらいました。
数ヶ月後、夫にバレンタインデーに何をあげたか聞いても覚えていませんでした。
この時、夫の中でGODIVAがチロルに完敗した瞬間でした。

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2017年 FIATチョコレート・ミニカーセット(マイアーニ/Majani)水色

去年あげた物は私は覚えていましたが、夫が覚えてないと意味ないじゃん…という事で色々探した結果、夫が好きなクラシックカーのおもちゃが付いているチョコを発見!
夫は想像以上に喜んでくれました。
数ヶ月後に確認したら、なんとちゃんと覚えていて全色揃えたい!!とまで言いました!
これで来年のバレンタインは確定です。

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2018年 FIATチョコレート・ミニカーセット(マイアーニ/Majani)黄色

去年ちゃんとあげたものを覚えていた夫。
今年もこれがいいと言うので色違いを購入しました。
肝心のチョコはと言うと、私にはあまり違いがわかりませんでしたが…
夫が何と!FIATのチョコだからとか何とか言いながら大切に1週間に1個づつ食べています。FIATというブランドイメージは夫の中でチョコの価値をも上げたようです。
大成功です!他の色もあるので来年も決まりました。

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2018、今年の夫のバレンタイン

私の妹とその友達に、夫がバレンタイン限定のお菓子作り教室をひらく事になりました。
お菓子作り初心者男子が、1年で先生をする事になるなんて…さてどうなる事やら

このお話はまた書こうと思います。

 

sasanakko.hatenablog.jp

 

まとめ

今までのバレンタインデーも失敗だったわけじゃないですが、やっぱりあげた側と貰った側2人が覚えていないと意味がないなと思いました。
家族行事がほぼなかった家庭で育った私のバレンタインデー。
ただチョコをあげる日だったバレンタインデーが、2人の事を考える日に変わりました。
最近ではバレンタインデーはいいイベントだなと思うようになったのでした。

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今回は今週のお題「バレンタインデー」私のバレンタインの体験談についてでした